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われらライカ仲間
Vol.3
藤井 智弘
Tomohiro Fujii
インタビュアー
対談お相手
コムロ ミホ
miho komuro
モデルからフォトグラファーへの華麗なる転身。そのきっかけはライカM9だった。

 ファッションからスナップ、商品など、幅広い分野を撮影しているコムロミホさん。ただ今、人気急上昇中の若手女性写真家だ。実は、ミホさんは以前モデルをしていた。つまり「撮られる側」から「撮る側」へ転身したのだ。しかも、そのきっかけとなったのがライカだったとか。

「もともと私のおじいちゃんがカメラ店を経営していて、私自身も高校生のとき写真部でした。ですからカメラや写真には興味があったんです。高校を卒業してからファッション関係の学校に進んだのですが、そこで写真の授業もありましたし、写真とはずっと親しんでいました」

 そしてモデルの仕事へ。あるとき、ミホさんを撮影したカメラマンがライカM9を使っていた。そのライカM9を見せてもらったのが、ミホさんとライカの出会いだ。

「はじめてライカを手にした瞬間『あ、これは今までのカメラとは全然違う!』と衝撃を受けたんです。デザインがカッコイイのももちろんですが、シャッターを切った感触も素晴らしくて。私もライカで写真を撮りたい。そう思って、写真を撮ることをはじめました」

 とはいえライカは高価。すぐに購入はできない。そこでミホさんは、まずニコンD7000を購入して写真を撮り始めた。知り合いの写真家の助手をしたり、自分で試行錯誤しながら撮影技術を吸収していった。モデルだったことで、スタジオなどの現場を知っている点もメリットだったろう。そして、ついに憧れのライカM9を手に入れる。

「今年の1月、カメラ屋さんに入ったら、欲しかったライカM9のスチールグレーが入荷したのを見たんです。それで買うことを真剣に考えました。ただ値段は高いですから、悩みに悩みました。お金を貯めてからにしようかなとか。でも例えば2年貯金するとなると、2年間はライカで写真が撮れないですよね。その時間がもったいない気がして。それなら思い切って買っちゃえ、と決断しました」

 ライカM9が入った化粧箱を抱きかかえるようにお店を出た。

「もう感激して泣きそうでした」

 ただライカの現行レンズまでは手が届かない。そこでまずLマウントのキヤノン50ミリF1.8を買って、MLリングを介して装着し、ライカM9で写真を撮りはじめた。その後、沈胴ズミクロン50ミリF2も手に入れた。

「私、50ミリが好きなんです。例えば75ミリを借りて使っても、結局50ミリと同じ写り・構図になるように下がっちゃう。50ミリの距離感が合っているみたいです」

 ズミクロンは絞りを開けても絞ってもシャープに撮れるのがお気に入りだとか。

「いずれは現行のズミルックスM 50ミリF1.4 ASPH.が欲しいですね。高いし数も少ないですし、今は買えませんけど。私は柔らかい写りよりシャープな描写が好きなんですよ」

 ライカM9は、主に街のスナップに活躍中。特に力を入れて撮っているのが香港だ。

「香港は大好きな街。しかもライカの写りが香港とピッタリ合うんです。香港の雰囲気をそのまま表現できたり、時には想像以上の仕上がりをしてくれます」

 ライカと香港について、目を輝かせながら語るミホさん。ライカへの愛情がひしひしと伝わってくる。

 コムロミホさんとライカM9のコンビは、まだ始まったばかり。これからミホさんは、ライカM9でどんな作品を撮って、我々に見せてくれるのだろうか。とても楽しみだ。


Profile
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藤井 智弘
Tomohiro Fujii
1968年東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。96年からフリー写真家となり、カメラ専門誌での活動や、国内、海外の街を撮る。ライカは97年購入のライカM3が初。現在はデジタルのライカM、ライカM9、ライカXバリオを主に使用する。2016年9月より、デザインオフィス(株)AQUAに所属。(公社)日本写真家協会会員。
(株)AQUA Webサイト
プライベートWebサイト
 
コムロ ミホ
miho komuro
文化服装学院でファッションを学び、ファッションの道へ。傍らモデルとしても活動。撮影現場でカメラに触れるうちにフォトグラファーを志すことを決意。現在、人物を中心として広告や雑誌等で撮影をする一方、カメラ専門誌等で海外、国内で街スナップを撮り歩いている。
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