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織作峰子さん
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ミノルタオートコード
 思い出のカメラはいくつかあるが、今回はたくさんの仕事で活躍をしてくれたミノルタオートコードの話。  
 これは修行時代に大竹省二師匠も絶賛し、手放すことを躊躇された挙句に譲り受けた逸品。その後、大竹スタジオを独立することになった時に記念として、ペンタックス67ボディ一台に魚眼から望遠までのレンズが6本入った四角い形の豪華な手作りレザーケースに納められた一式を「使うならあげるよ!」と言われて興奮状態でいただき家に持ち帰った。ところが一ヶ月後に「ちょっと使いたいから一式持ってきて!」と言われ届けたまんま現在に至る・・・である。
 渡した後に「しまった!あげるのではなかった。」と後悔したのであろう・・・糠喜びにて終わった思い出話だ。大竹師匠との思い出話は山のようにあるが、これはまた別の機会にお話しするとして、二眼レフ最大のメリットは被写体を威圧しない事にあると思う。初対面の相手に目(レンズ)を向けるには勇気がいるし、ましてや目上の方々を撮影させていただく時など、こちらが頭を下げる形の構えは心の緊張や動揺を沈静化してくれる利点がある。
 ファッションの撮影にも沢山活躍してくれ、イタリアのファッションブランドのカタログでは6×6の画角を生かした編集に。とにかくピントがよくシャープなのに硬くない理想の描写を表現してくれた。そのうち露出計が壊れ、コマ間に乱れが出だし、時々ミノルタさんに修理をお願いしていたが最近は眺めて楽しんでいる。フードが紛失した後、どこかで手に入れられないかずっと探索しているところである。ペンタックス67の革製ケースもそうだが、このカメラにもフードとフィルターが入る可愛い革ケースがある。昔はこのように洒落た小物があったのか、オーダーしたのかは分からないが、丁寧に物作りがなされていた時代だったのだろう。カメラに記された小さな数字が印字ではなく彫ってあるものを見つけると、丁寧な技と美しさに感動を覚える。そして未だにそうなのだが、掌にストンと収まる大きさと秤で測った重い軽いではない感覚の重量感がカメラ選びの決め手となっている。

©織作峰子

【展覧会情報】

「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」


会場:愛媛県美術館

TEL: 089-932-0010

所在地: 〒790-0007 愛媛県松山市堀之内

期間: 2017年1月7日(土)~2月12日(日)

開館時間: 9時40分~18時00分(入室は17:30まで)

休館日: 毎週月曜日(祝日及び振替休日に当たる場合は、その翌日)ただし毎月第一月曜日は開館、翌火曜日が休館。

料金(前売り券): 大人1300円(1100円)、高大生900円(700円)、小中生700円(500円)

詳細情報:http://www.ehime-art.jp/tenrankai/now/index.html


会場:福井市美術館

TEL:0776-33-2990

所在地:〒918-8112 福井市下馬3-1111

期間:2017年2月25日(土)~3月26日(日)

開館時間:午前9時 ~ 午後5時15分(入館は午後4時45分まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(日曜日を除く)

料金:一般 1000円/大・高生 500円/小・中生 200円

詳細情報:http://www.art.museum.city.fukui.fukui.jp/now.html


今回の語り手プロフィール
織作峰子
Mineko Orisaku
石川県生まれ。1981年度ミスユニバース日本代表に選出される。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、1982年大竹省二写真スタジオに入る。1987年独立。世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続け、日本全国や世界各地で写真展を多数開催。大阪芸術大学教授 写真学科 学科長・大阪芸術大学通信教育部長・日本広告写真家協会理事。  
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